
トイレトレーニング編、オシッコの次はウンチです。
ただ、「トイレでできるかできないか」ではなく、ウンチをする行為を細分化し「どこができないのか」を突き止めて解決することにより、達成できるのではないかと考えています。
解説を読んでみましたが、残念ながら、感覚過敏に関する記述は見当たりませんでした。
<基礎知識>
▶ ウンチを親に知らせるようになる年齢
(2歳頃)ウンチが出た後に知らせる
(2歳半〜3歳頃)出る前に大人に教えるようになる
・・・ただし、個人差がある。
▶ 生活の中で気をつけること
・便秘がちな子どもでも、朝食後や入浴前などに毎日、便器に座る習慣をつける。
・年齢が低い子どもは、隠れてウンチをしたり、オムツの中でしたしたがらないことがあるが、絶対に叱らないこと。子どもは叱られると、排泄行為自体がいけないことと認識してしまい、よけいに自立が遅れてしまう。
・自立の時期の目標を立てると、親にも子どもにもプレッシャーになってしまうため、時期を決めずに子どものペースに合わせて進めていく。
・ウンチは自分では見えないお尻の穴から出るため、子どもにとっては意識しにくいもの。ウンチが出た後は、その日のウンチの大きさや色などを見たり、流した後の便器を確認することを習慣づけるとよい。今後の健康状態の管理や、エチケット面でも有効。
▶ トイレトレーニング(ウンチ)の前に確認しておきたい動作
・ウンチを知らせるのは出たあと?出る前?
・ウンチは毎日出ていますか?
・口と閉じて呼吸を止められますか?
▶ 便秘がち?
・便秘がひどくて痛い思いをしていると、ウンチをすること自体が嫌になり、余計に便秘になってしまう。
・小児科を受診し、必要であれば薬を処方してもらい、毎日ウンチを出す習慣作りをする。
・便秘対策として、水分、食物線維、運動(特に腹筋を使う運動)、ヨーグルトなどが効果的。
<トラブルへのアドバイス>
▶ 両手がうまく使えない → しっかりつかまって体を安定させる
・おなかに力を入れてウンチを出すときには、手がブラブラしている状態ではなく、体が安定していることが大切。
・和式トイレであれば、前方に両手で握れる手すりがあるとよい。
・洋式トイレでは、手すりや便座の縁などに手をつくよう教える。
▶ 感覚の未発達 → 「の」の字を書くようにマッサージ
・「ウンチを出したい」という感覚が鈍くなっている場合がある。
・左下腹からひらがなの「の」を書くようにマッサージをしてみるとよい。すると、脳から「ウンチを出す」という命令が出やすくなる。時計回りの理由は、ウンチが肛門へ移動する方向と同じだから。
▶ 力のコントロールが苦手 → 足台を置いてしっかり踏ん張る
・ウンチを出すときは、おなかにしっかり力を入れる必要がある。
・ふつうの洋式便器では、子どもの足が地面につかず、ブラブラしている状態になるため、体にギュッと力を入れることができない。
→ 足台を置いて、しっかり踏ん張れるようにする。
・体を前かがみにするとよい。お腹に力を入れるときには、口を閉じておくことも大切。
・遊びでは、二人組で向かい合って行う手押し相撲などのおなかや体にギュッと力を入れる活動や、にらめっこ遊びなど息を止める活動も取り入れるとよい。
▶ ものを見る力が弱い → しゃがむ位置に目印をつける
・和式トイレでウンチをする際は、ウンチが出る位置と自分がしゃがむ位置を考えなければならない。
・後ろから出るウンチは、子どもにとって見にくく、わかりにくい。
・しゃがむ位置にあらかじめ目印をつけておくとよい。
▶ 体のイメージが捉えにくい → しゃがむ姿勢を取る練習
・家庭用トイレには少なくなった和式トイレも、学校や公衆トイレではまだまだ多く、しゃがんでオシッコをする練習も必要となる。
・トイレ以外の時間に、はじめは大人と手をつないでしゃがむ姿勢を取る練習し、上手になればしゃがむ姿勢での手押し相撲などで遊ぶとよい。
・・・あれ? オシッコ編ではトイレで遊ぶことは禁止していたのに、記述が矛盾していますね。
<参考>
・発達が気になる子への生活動作の教え方(中央法規、2013年発行)