神経発達症とその周辺

溢れる情報の中から、小児科専門医が選んだ信頼できる情報を提供します。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アリピプラゾール vs. リスペリドン、三本勝負

精神科疾患に用いられる二つの薬を比較した記事を3つ。 内容は、 ・統合失調症患者の脳活性 ・統合失調症患者の短期治療 ・統合失調症患者の認知機能 専門用語が並ぶのでイメージが湧きにくいのですが、一部アリピプラゾールが優れているという結果が散見さ…

精神疾患の人へ 広がれ安定雇用

先日、ブラジルでダウン症の就業支援についてのニュースを聞きました; ■ ダウン症の人が働くコーヒーショップ in ブラジル 東京では精神疾患者への就業支援です; ■ 精神疾患の人へ 広がれ安定雇用 東京 (2017年10月30日:朝日新聞) 障害者の雇用を促して…

気分障害と自殺企図リスク

以前からうつ病より双極性障害の方が自殺リスクが高いと云われてきました。 この報告でも同様の結果でした。 ■ うつ病と双極性障害、自殺企図リスクが高いのは (ケアネット:2017/10/30) 自殺企図は主な気分障害と関連しており、成人における自殺企図のリ…

小児不安症に対する薬物治療をメタ解析で評価

小児不安症・・・あまり馴染みのない病名ですが「一般的に認められる」とのこと。 薬物治療も行われてはいるものの、まだ混沌としているようです。 <ポイント> ・対象疾患:パニック障害、社交不安症、特定の不安症(specific phobias)、全般不安症、分離…

夏目漱石の「神経衰弱」とは?

NHK-BSで「偉人たちの健康診断 我が輩は健康である!?文豪 夏目漱石」(2017年10月11日放送)を見ました。 <番組内容> 文豪・夏目漱石の生涯は病のオンパレード。そんな漱石を救ったのは一匹の猫だった。猫のセラピー効果や漱石が実践した健康法の数々を…

自傷行為を行った10代、自殺リスクは17.5倍/BMJ

ある人に言わせると、人間が自殺をするときは正気を失っている状態である、なぜなら自分が死ぬことによる周囲への影響を想像する能力がなくなっているから、だそうです。 私は10代の自傷行為の場合、「周囲へのアピール」「周囲への影響を考えた上での自殺」…

ベンゾジアゼピンの処方制限について

昔、自殺目的で使われたバルビツール系睡眠薬より副作用は少なくなりましたが、その後に登場したベンゾジアゼピン系睡眠薬も薬物依存という面から安全とはいえません。 ■ ベンゾジアゼピンの処方制限、俎上に (2017年10月18日:朝日新聞) 中医協、「精神医…

歳を取ると眠れなくなる

私が加齢とともに感じ始めた体の不調は、不眠症と便秘です。 不眠は夏を中心とした中途覚醒。 ただ、いろんなTV番組を見ると、歳を取ると眠りが浅くなるのは自然なこと、最近は昼間の生活に支障がなければ病的に考えないようですね。 便秘の方は、それまで毎…

うつ病になりやすい性格とは?

うつ病に関する記事を2つ。 一つ目はうつ病になりやすい性格という興味深い題ですが、内容は今ひとつピンときません。 ■ うつ病になりやすい性格 (ケアネット:2017/10/10) 3つの性格特性、神経症(neuroticism)の傾向、外向性(extraversion)、適度な誠…