神経発達症とその周辺

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2015-01-01から1年間の記事一覧

ツムラの冊子【精神科領域と漢方医学】より

ネットでダウンロード可能な冊子です。 著者は杵渕彰先生(青山杵渕クリニック)。 精神科疾患への漢方薬の適応を今一度確認する目的で一読しました。 ポイントは、 ・向精神薬や抗不安薬などの服用が困難な場合などに漢方治療を試みる意義がある。 ・精神科…

「躁うつ病とつきあう」(加藤忠史著)

日本評論社。 1998年第1版、2008年第2版、2013年第3版発行。 精神科専門医が経験してきた双極性障害(従来「躁うつ病」と呼ばれてきました)患者さんの闘病記です。 この本ではあえて一般的な「躁うつ病」という単語を使用しています。 そこには病気と闘…

「双極性障害と闘う」(熱海芳弘著)

無明舎出版、2014年発行 新聞記者で双極性障害患者でもある著者が「カミングアウト」した貴重な内容。 中島らもの「心が雨漏りする日には」と同じ分野の書ですね。 病気に振り回された半生記がリアルに綴られています。 入院を繰り返す「闘病記」に終わるこ…

統合失調症にわが国初の“エビデンスに基づく”薬物療法ガイドライン

目についた記事から抜粋します。 ■ 統合失調症にわが国初のエビデンスに基づくガイドライン 日本神経精神薬理学会,薬物療法に特化した推奨を明示 (2015.09.29:メディカル・トリビューン) 日本神経精神薬理学会は2015年9月24日,統合失調症の薬物治療ガイ…

オキシトシンが自閉症スペクトラムの治療に有効か

「愛情ホルモン」とか「恋愛ホルモン」と呼ばれるオキシトシン。 このホルモンが自閉症スペクトラムの治療に応用できる可能性があるという報告です。 ■ オキシトシン経鼻剤の投与が自閉症スペクトラム症の中核症状を改善することを実証-東大 (2015年09月09…

うつ病患者の自殺予測に「躁状態の混合」確認が有用

以前、うつ病関連の本を読んでいたとき「抗うつ薬の副作用として自殺企図に至る患者さんは、もともと躁的要素を持っている人、つまり双極性障害である」という文章を目にして「なるほど」と頷いたことがあります。 この報告も、その延長線上のお話しだと感じ…

「無意識の構造」(河合隼雄著)

河合隼雄先生の著書は、一番共感できるお気に入り。 読み始めたのは社会人になってから、と思い込んでいた私。 しかし、今から30年以上前、高校生の時に読んだのこの本、最近になって河合先生の著書であることに気づいたのでした(笑)。 う~ん、運命的な繋…

精神科領域で用いられる漢方(座談会)

漢方製薬会社ツムラ制作の小冊子「漢方と診療」Vol.5 No.1(2014年4月発行)に漢方薬を診療に導入している精神科医の座談会の記事を見つけました。 参考になった部分を抜粋してみます(あくまでも一般論としてお読みいただき、実際の処方は診察が必要なこと…

「心の怒りに火をつけない」(アルボムッレ・スマナサーラ著)

副題:ブッダの言葉〈法句経〉(ダンマパダ)で知る慈悲の教え 角川文庫、2011年発行 「こころの病」ではありませんが、パニックの対処法として役立ちそうなので、この項目に入れました。 著者は“スリランカ上座仏教長老”とのこと。 私自身が最近、怒りを覚…

「僕のこころを病名で呼ばないで」(青木省三著)

ちくま文庫、2012年(単行本は2005年)発行 副題:思春期外来から見えるもの 近年、私の周囲では発達障害を早期に診断しようという流れがあります。 早期診断が療育につながるので本人のため、という理屈なのですが、療育サポートが不十分のため果たして本人…