神経発達症とその周辺

溢れる情報の中から、小児科専門医が選んだ信頼できる情報を提供します。

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「NIRS波形の臨床判読」(福田正人監修)

副題:先進医療「うつ症状の光トポグラフィー検査」ガイドブック 編集:心の健康に光トポグラフィー検査を応用する会 昨今話題の「光トポグラフィー」。 一言で表現すると「自然な状態の被験者の大脳皮質の賦活反応性の時間経過を、非侵襲的で簡便に全体とし…

「心が雨漏りする日には」(中島らも著)

<帯のキャッチフレーズ> 「くたばれ、うつ病! 奇才・中島らもが綴った波瀾万丈・奇想天外の躁うつ人生」 前出の「双極II型障害という病」(内海健著)で登場した中島らも氏の本が手元にあったので、読んでみました。 内海先生によると、彼の父は双極型障…

「双極II型障害という病」(内海健著)

副題:改訂版 うつ病新時代 帯のフレーズ:ポストメランコリー型時代の気分障害の本質。 今日の気分障害の臨床は、若年事例や治療抵抗性事例の増加、過量服薬、リストカット、病名依存など、さまざまな困難を抱え込んでいる。 そのような現代の気分障害を象…

病の起源「うつ病」(NHKスペシャル)

病の起源:第3集「うつ病~防衛本能がもたらす宿命~」 <解説> 人類が苦しむ病気を、進化の観点から追求する「病の起源」。シリーズ第3集は、働き盛りを襲い自殺に追い込むなど、深刻な社会問題になっている「うつ病」。世界の患者数は3億5千万人に達…

「ツレと貂々、うつの先生に会いに行く」(細川貂々&大野裕著)

朝日文庫、2013年発行。 「ツレうつ」関連本をもう一冊。 これはうつ病を患った「ツレ」である旦那と、その妻の漫画家細川貂々さんが、精神科医かつうつ病専門家の大野裕先生のところへ会いに行き、その問答をマンガにしたものです。 ポイントはやはり「うつ…

「こんなツレでごめんなさい」(望月昭著)

文藝春秋、2008年発行 「ツレがうつになりまして」はよい映画でした。 「ツレうつ」はうつ病になった旦那(ツレ)を妻(細川貂々さん)の視点から描いたものですが、では本人自身はどんな風に感じて過ごしていたのだろう、とすごく興味が湧きます。 そう、こ…

「乗るのが怖い」(長嶋一茂著)

副題:私のパニック障害克服法 幻冬舎新書、2010年発行。 著者はご存じ長嶋茂雄の長男です。 彼がパニック障害だったなんて知りませんでした。 患者としての苦しみやトンネルを抜け出す方法を経験者として語っているので説得力があります。 ただ、あくまでも…

「はじめての認知療法」(大野裕著)

講談社現代新書、2011年発行。 前項(「開き直る」心のセラピー)と同じ著者です。 こちらは概念論に終わることなく、実際の認知療法の入口まで解説してあるので、説得力がありました。 「あとがき」にエッセンスが書かれているので引用します; 「認知」と…

「開き直る心のセラピー」(大野裕著)

新講社、2008年発行。 著者の肩書きは慶応義塾大学保健管理センター教授で、巷では「認知療法」の第一人者とされているそうです。 手元にある数冊の著書から、取っつきやすそうなものを選んで読んでみました。 う~ん、ちょっと期待外れかな。 「開き直る」…

「鬱の力」(五木寛之&香山リカ対談集)

幻冬舎新書、2008年発行。 言わずと知れたお二人(作家の五木氏、精神科医の香山氏)による対談集です。 前項目と同じくこれも「うつ病」関係の本ですが、必ずしも鬱を否定的に捉えていない題名に惹かれて読んでみました。 五木氏の、 「鬱は力、無気力な人…

「うつと気分障害」(岡田尊司著)

幻冬舎新書、2010年発行 岡田先生は小説家でもあり、文章の流れがなめらかで読みやすいのでついつい買ってしまいます。 「子どものうつ」への興味が再燃し、本棚から取り出して読んでみました。 新書版ながら、必要十分な内容。 いや、興味が無いと読破しに…