前項に引き続き、谷口恭先生の書いた記事を紹介します。 私が日ごろから疑問に感じていることをドストライクでつづっている存在、これは製薬会社からお金をもらっている大学や大病院の先生では書けない記事ですね。 結論から申し上げると、ADHD治療薬は、「…
昨年、町の3歳児検診に参加した際、神経発達症と診断された児と相談を受けているグレーゾーンの児が1/3もいて驚かされました。 「こころの科学」という雑誌でも「発達障害が多すぎる」という特集が組まれていましたね。 実際に増えてはいる実感はありますが…
片付けをする男子 お片付けが好きな子、得意な子どもはいないと思われますが・・・散らかしっぱなしで片付けないという悩みは、子育て中のあるあるですね。 ここでは「本人にはその気があってもうまくできない」子どもを扱います。 サポートするコツは、果た…
鼻かみ(片方ずつが正しい) 随分前になりますが、子どもに鼻のかみ方をいかに教えるかについて調べ、プリントを作成して患者さんに配布していた時期がありました。 現在は医院の解説サイトに「鼻のかみ方・練習法」としてアップしています。 ポイントは、 …
トイレトレーニングには“仕上げ”が残っていました。 それは「お尻を拭くこと」。 直接見ることができない場所をキレイにふき取ることは、子どもにとって大きなハードルですね。 どんな風に教えて、どんな風にトラブルに対処すべきか・・・解説書を読み、私が…
トイレに座る男子 トイレトレーニング編、オシッコの次はウンチです。 ただ、「トイレでできるかできないか」ではなく、ウンチをする行為を細分化し「どこができないのか」を突き止めて解決することにより、達成できるのではないかと考えています。 解説を読…
トイレに座る幼児 先日、ASD(自閉スペクトラム症)と診断されたお子さんのトイレトレーニングについて相談を受けました。 感覚過敏やこだわりが強いため、なかなかスムーズに進まない様子。 私もどうアドバイスしてよいのか分からず、一般的なことを説明し…
子どもが「食べられない」現象を、運動機能の発達から紐解くシリーズです。 第一回:スプーン・フォークをうまく使えない 第二回:箸をうまく使えない 第三回:コップをうまく使えない 第四回:ストローをうまく使えない(準備中) 第五回:座る姿勢 ときま…
子どもが「食べられない」現象を、運動機能の発達から紐解くシリーズです。 第一回:スプーン・フォークをうまく使えない 第二回:箸をうまく使えない 第三回:コップをうまく使えない 第四回:ストローをうまく使えない(準備中) に引き続き、 第五回:座…
子どもが「食べられない」現象を、運動機能の発達から紐解くシリーズです。 第一回:スプーン・フォークをうまく使えない 第二回:箸をうまく使えない に引き続き、 第三回:コップをうまく使えない を扱います。 参考書を読んでいて感じるのは、以前「偏食…
前項目「スプーン・フォークがうまく使えない」を書いていて、子どもの偏食・好き嫌いの背景には「動作の発達」とともに、「適切な食べる環境と食材の提供」が基本にあることを感じました。 今回は「箸をうまく使えない」場合を扱います。 イメージすると分…
街の乳児健診で相談を受ける内容は、圧倒的に「かんしゃく」と「偏食」です。 それに対応すべく、しばらく前に「偏食」について調べたことがありました。 すると、偏食はそのレベルにより2つに分けて考えた方がよいと感じました。 1.好き嫌い:食べられな…
しばらく前に夜尿症のことを調べて以下のようにまとめました。 ▢ 夜尿症のお話 ▢ おねしょ対策(日常生活・宿泊行事) ▢ 夜尿症の生活改善 ▢ 夜尿症治療薬デスモプレシン(ミニリンメルト®) ▢ 夜尿症のアラーム療法 ▢ 夜尿症に対する抗コリン薬・三環系抗う…
患者さんから相談を受けました。 この春に小学生になるけど、トイレトレーニングが進まない、まだ大便をオムツの中にしてしまう、とのこと。 小児科医の私の頭の中は「・・・」状態。 こだわりや感覚過敏の影響で、順調に進まないことは予想できますが、具体…
私は小児科医かつアレルギー専門医です。 ただ、漢方薬を使うので、子どものココロのトラブルの相談も時々受けます。 西洋薬ではカバーしきれない感情・情緒の問題にも対応可能なところが、「心身一如」で捉える漢方のメリットです。 先日、小学生の場面緘黙…
子どものココロのトラブルにどこまで漢方薬を応用できるか、日々研究中です。 今回、西洋医学的投薬を受けているASD児に漢方薬を併用し、西洋薬が減量できたという記事が目に留まりましたので、ポイントをメモとして残しておきます。 印象として、最初にやる…
日本各地でこれから本格的に始まる「5歳児健診」。 実は担当する小児科医も経験がないので手探り状態で、私自身も情報を集めているところです。 今までの情報では「3歳児健診で拾えなかった神経発達症児・家族の困りごとをサポート」であり「診断が目的では…
自閉症スペクトラム(以降、ASD)に有効な薬剤は、従来存在しないとされてきました。ですからこの記事の題名にはインパクトがあります。どんな内容なのか、読んでみました。・・・効果が確認されたのは人ではなく、実験動物のマウスのレベルですね。癌性疼痛…
少し前の話題になりますが、2016年に発表された「うつ病治療ガイドライン」(日本うつ病学会)の問題点が2024年に修正された、という記事が目に留まりました。(はて、どういうこと?)と気になり読んでみました。その内容は「引用文献(原著論文)を読み込…
発達障がい児(現在は“神経発達症“)は小学校入学前に、普通学級か支援学級か、選択を迫られます。それを医師に相談する「就学前相談」というシステムがあります。私もその就学前相談を担当していたことがありました。保護者は「普通学級」を希望されること…
昨年、自治体の乳幼児健診(3歳児健診)に参加したときのことです。カルテに「発達障害」あるいは「発達障害の相談中」の文字が目立ちました。保健師さんに確認すると、なんと受診者の1/3が発達障害(あるいは相談中)とのこと。その数字に愕然としました。…
「あなたのためを思って」「お前の将来を思って」親は自分の行動に講理由をつけがちです。しかし子どもにとっては「ありがた迷惑」のことが多いのが現実。事実、私も、「勉強を頑張れ、もっと頑張れ」「いい大学へいけばいい生活が待っている」と常に圧力を…
娘が男性の頭部を持って帰ってきた。父親は精神科医。映画やテレビドラマのストーリーではなく、現実に起きた事件です。我々はどう理解すればいいのでしょう?取材記事が目に留まりましたので、紹介します。1997年にやはり猟奇的殺人事件を起こした「酒鬼薔…
リチウムは双極症(旧名:双極性障害、もっと昔は躁鬱病)の特効薬であり、欠かせない薬として君臨してきました。しかし近年、その考えが少し変わってきたようです。各疾患(他の病気でも使用されていた?)への使用率が減少してきたという記事が目に留まり…
日本思春期学会で薬物依存の講演を聴講しました。最近増えてきた「市販薬乱用」の話を興味深く聴きました。2014年にはなかった市販薬乱用・・・どうやらその主因は「危険薬物禁止」であり、それが激減すると同時に増加し、つまり「簡単に手に入る依存性薬物」と…
これは児童精神科の領域であり、小児科医の私には縁遠い世界です。基本的に「ASDを治す薬は存在しない」ことになっています。しかし「発達症(ASD/ADHD)の困り事に漢方を」という小文をまとめてから、西洋医学による介入はどうなっているんだろう?と素朴な…
「依存症は治療可能な病気である」ことが最近指摘され、実践されるようになりました。万引きや痴漢を繰り返すヒトを“犯罪者”として扱うのではなく、“治療が必要な病人”と考えるのです。そんな私の感覚の中で、表題にあるような、興味ある記事が目に留まりま…
私が小児科医になった35年前は、「肺サーファクタント」という画期的な薬が登場し、それまでは救命できなかった超早産の低出生体重児が救命できるようになった、新生児医療の転機ともいえる時期でした。30年ほど前、新生児医療にかかわっていました。肺サー…
双極性障害はDSM-Ⅴから「双極症」と訳語が変わったそうです。それに伴い、診療ガイドラインも「双極性障害(双極症)2023」として改定されました。こちらの記事からポイントを拾ってみました。・薬物療法と並んで推奨されている心理教育を実臨床で実施しやすい…
双極性障害は躁状態とうつ状態を反復する病気です。躁状態では周囲が困り、うつ状態では本人がつらい。しかしうつ状態に抗うつ薬を使用すると、“躁転”といって躁状態を誘導し、大変なことになるので使用してはいけない、という暗黙のルールがあります。でも…